グローバリズムと保護主義が激しく激突する国際社会の目まぐるしい動きの中で、社会の行方を見通していくことが一層難しくなってきています。
このような時代こそ、足元の地域に軸足を据えて、座標軸の中心に自分たちの暮らす地域を置くことで、新しい視野が開けてくることがあります。東京を経由することなく、地域が直接世界と対峙することで、地域の新たな可能性が切り拓かれるのです。
地域が主体的に自らの地域の活性化を図っていくためには、地域の座標で「見つめ」、「考え」、「戦略を練り」、「未来図を描き」、「実践していく」ことが必要です。地域研究工房は、そのための調査研究やアドバイスなどの地域政策コンサルティング活動によって、地域が主体的にまちづくりを進めていくお手伝いをしていきます。
これまでの私自身の行政現場での経験や、釧路公立大学や北海道大学での研究活動、特に地域課題の解決に向けて共同研究プロジェクトを実施してきた経験、また地域経済レポート「マルシェノルド」の編集や各種出版執筆、さらに講演などによる情報の発信や、途上国・移行国での海外経済協力活動などの経験を活かすとともに、これらの取り組み一緒に進めてきた多くの仲間とのネットワークにより、幅広い地域でまちづくり活動に挑戦しておられる方々のお手伝いをしていきたいと考えています。
地域研究工房 代表理事 小磯修二